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100年間見られるデータ

突然ですが、写真はどうやって保存していますか?

 SDカードに入れたまま、USBメモリーに入れたまま、PCの中にある、外付けHDDに入れてある、DVDにいれて保存している。

 デジタル写真が主流になってから色々な保存方法が存在していますが、

どれが一番データ消失から守れるとおもいますか?

 

 

実は、

『どれも安全とは言い切れない』が正解です。

 

具体的に説明しますと、

 

・SDカード

 カメラで撮ったそのままでケースに入れて保存している方も多いと思いますが、

 金属端子部分の劣化や水没などによってデータ消失の可能性があります。

 

・USBメモリー

 「あくまで持ち運び用の箱」というイメージが良いかもしれません。
 PCに挿入すれば簡単にアクセスできるため、ウッカリ消してしまった(消えてしまった)というリスクも。

 

・PCの中

 PC内のドライブ容量の余力や、ファンなどによってPCそのものが動かくなったり、

 インターネットに接続している場合はウィルスなどによりデータ消失することがあります。

 

・外付けHDD

 宅内に限らず、外出先からスマホやPCからアクセスできるNASにすればかなり便利にはなりますが、

 本体はHDD(SSD)という性質からPCと同じようにハードの不調によりデータが見れなくなるリスクがあります。

 

・DVDにいれて保存してある

 インターネットが普及しているため、クラウド保存が増えてきたももの未だDVDが絶大なる人気ですね。

 でも、実はDVDは傷と紫外線に弱いのをご存じでしょうか。
 窓辺などで読み取り面を紫外線に晒し続けると、10日ほどで消失することもあります。

 

 

 

 

≪本当に一番大切な写真の最適な保存方法≫

 

では、どうするのが一番安全なのか?

 

一番は「本当に大切な写真はデータとプリントで保存。」です。

 

小さな赤ちゃんなど、毎日が成長の時期などは「全部が大切」なのもわかります。

それをすべて写真プリントしていては、膨大な写真の量になってしまい大変なので

例えば、4歳頃までは半年に1度、

それ以降は1年に一度など節目のタイミングでプリントすると良いですよ。

 

 

M-DISC

そして、データについては、紫外線による劣化がほとんどない「M-DISC」での保存をお勧めします。

 

M-DISCは比較的最近開発されたDVD/BDでデータ読み込み可能期間は100年と言われています。

(外部リンク M-DISC耐性テスト結果 )

 

データの書き込みは対応レコーダーが必要ですが、読み込みは従来のプレイヤーでOKなので安心です。

 

弊所では、この「M-DISC」は2020年から有料オプションとして取り扱いをしていますので、ご注文の際は「M-DISCを希望する」旨をお知らせくださいね。